2016年7月22日金曜日

カナダでエアラインパイロットになるには永住権が必要です。

「永住権」がないとカナダでエアラインパイロットになるのは難しいでしょう。 実際、エアラインパイロットの募集要項を読むと、

"Canadian citizenship or landed immigrant status"
(カナダ市民権、または永住権保持者)

という条件がある場合がほとんどです。 就労ビザでも可能な場合もあるようですが、ビザの取得にはスポンサーが必要になることもあり、エアラインはそういう面倒なことは嫌がるのかもしれません。

永住権の取得方法にはいろいろあります。 詳しくはカナダの移民省・CIC Canadaのウェブサイトを見てもらうと良いでしょう。

僕自身はもともとはSkilled Workerというクラスで申請を考えてカナダに来ました。 当時はCanadian Experience Classというクラスが存在しなかったので、Skilled Worker Classが唯一の申請方法だったと記憶しています。 億単位のお金をお持ちの方であれば投資家として移民することもできるでしょうが、そんな方はパイロットになる必要はきっとないですね(笑)。 その後、いろいろありまして、カナダ人のパートナーと一緒になることになり、結果的にはFamily Classというカテゴリーで申請を出すことになりました。 

他の方法としてよく聞くのがProvincial Nominee Classというものです。 これは、州に推薦してもらって移民になるというもので、州によって規定が異なります。 僕の知り合いの中にもこの方法でカナダの永住権を取得された方が何人かいます。 ご自身の経歴と各州の求めている人材がうまくマッチすればこれが一番早く永住権を取得できる方法であるようです。

あとは前述のCanadian Experience Class。 これはカナダで就労ビザを取得してしばらく働いた人々を「カナダにとって必要な人材」として認め、そういう方々に永住権を授与しようというプログラムです。 これも魅力的です。

永住権は市民権とは別物です。 主な違いは、選挙で投票するには市民権(Citizenship)が必要になり、永住権保持者は投票できません。 また、警察・軍・政府などの仕事に就くのにも市民権が必要です。 市民権はいわゆる「国籍」で、これを取得することで「カナダ人」になります。 日本は二重国籍を認めていない国なので、市民権を取得することは日本国籍を捨てることになります。 そのため、僕は永住権のみでとどめていて、国籍は日本のままです。 万が一なにかあって日本に戻りたいときにスムーズにいくように国籍は捨てないでおこうと決めています。 ちなみに市民権を取得するにはまずは永住権を取得することが必要になります。 永住権を取得後たしか2年が経過すると市民権申請の権利が発生します。 ですから、いきなりカナダ人になる!ということは不可能です。

以上、僕が知っている範囲で永住権のお話をしました。 情報が古い場合もありますので、最新の情報はカナダ大使館ウェブサイトやCICウェブサイトを参照してください。


(つづく)




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